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派手すぎない美しさが魅力!襖に合う和柄の選び方

和室の雰囲気を大きく左右する存在のひとつが、襖の柄です。特に和柄は、空間に奥行きや趣を生み出し、落ち着いた佇まいをつくりやすい特徴があります。一方で、派手すぎる模様や色使いを選ぶと、居心地の良さが損なわれてしまうことも。ご自身の住まいはもちろん、離れて暮らすご両親の実家など、リフォームを考える場面では「派手すぎず、上品に見える和柄を選びたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、襖に合う和柄の選び方を、種類別の特徴や部屋ごとのおすすめ例とあわせてわかりやすく紹介します。控えめながらも美しい和柄を取り入れることで、和室の印象をより心地よいものに整えるヒントになるはずです。



襖に合う和柄の魅力とは

襖に取り入れる和柄には、空間の印象を穏やかに整えながら、視覚的なアクセントとしての役割もあります。日常の中でふと目に入る部分だからこそ、主張しすぎず、けれども確かな存在感を持つ柄選びが大切です。ここでは、和柄がもつ独特の魅力と、現代の住まいに自然になじむ理由について見ていきましょう。


落ち着いた印象を演出できる理由

和柄には、自然や四季をモチーフにした繰り返しの模様が多く、視覚的にやさしいリズムを持っています。たとえば、青海波や麻の葉などの伝統柄は、曲線や直線が整然と並ぶことで、空間に静けさと整いをもたらします。柄の持つ意味も「繁栄」「健康」「長寿」など縁起がよく、暮らしの中でさりげなく使うことで、気持ちの面でも安心感につながりやすいのが特徴です。

また、色合いも重要です。和柄は一般的に、白や生成りを基調に、淡い藍色や墨色、くすんだ赤など自然由来の色味が用いられることが多く、視覚的に落ち着いた雰囲気をつくります。こうした色と模様のバランスによって、襖全体が空間にやわらかくなじみやすくなるのです。


洋風インテリアとの調和も取りやすい

近年の住まいでは、和室と洋風のインテリアが混在することも珍しくありません。和柄というと「昔ながら」「純和風」といった印象を持たれがちですが、実はシンプルなデザインのものを選べば、洋室にもなじみやすくなります。たとえば、幾何学模様に近い麻の葉柄や、モダンにアレンジされた市松模様などは、北欧風の家具やフローリングとも違和感なく組み合わせることができます。

控えめな和柄を選ぶことで、空間全体がすっきりまとまり、和と洋が自然に共存する居心地のよい空間づくりがしやすくなります。日常の暮らしに取り入れやすい点も、和柄の魅力のひとつといえるでしょう。



和柄の種類と特徴を知っておこう

襖に取り入れる和柄を選ぶ際、どの模様がどんな意味や印象を持つのかを知っておくと、空間づくりの方向性が定まりやすくなります。和柄には、長い歴史の中で育まれた伝統的な模様が数多くあり、それぞれに込められた意味や用途も異なります。この章では、代表的な和柄とその特徴についてご紹介します。


代表的な和柄の一覧と意味

和柄には、一見するとシンプルな模様でも、古くから縁起を担ぐ意味合いが込められているものが多くあります。

たとえば「青海波(せいがいは)」は、広がる波を模した模様で、穏やかな暮らしの永続を願う意味を持っています。「麻の葉」は直線的な幾何学模様で、麻がすくすく育つ様子から「成長」「健康」の象徴とされています。また、「市松模様」は、途切れることなく続く柄であることから、繁栄や発展の意味を持つとされています。

他にも、亀甲(きっこう)柄や七宝(しっぽう)つなぎなど、繰り返し模様が多いのも和柄の特徴で、それぞれが吉祥文様として用いられてきた歴史があります。


柄ごとに異なる雰囲気の違い

同じ和柄でも、使われる色合いや線の太さ、密度によって印象が大きく変わります。たとえば、麻の葉模様でも線が細くて間隔が広いものは軽やかな印象に、線が太くて密に配置されたものは重厚で格調高い雰囲気になります。

また、青海波のような曲線模様は空間にやわらかさをもたらしやすく、幾何学的な直線が中心の市松や亀甲模様はシャープで洗練された印象を与えることができます。柄の形だけでなく、配置や繰り返しのリズムにも注目すると、より空間に合った選び方がしやすくなります。

こうした柄のもつ意味や雰囲気の違いを理解することで、部屋の用途や過ごし方に合った和柄を選びやすくなります。



派手すぎない和柄を選ぶコツ

和柄には華やかな印象を持つものもありますが、日常的に使う空間に取り入れる場合は、落ち着きのあるデザインを選ぶことで、長く心地よく過ごせる空間づくりにつながります。柄自体に強い主張がなくても、配色や構成によって美しさを感じられるものも多くあります。ここでは、派手すぎない和柄を選ぶための具体的なポイントを紹介します。


色味と模様のバランスを見る

派手に見えるかどうかは、模様そのものよりも配色の組み合わせによる影響が大きいです。たとえば、赤や金を多く使った和柄は華やかさが際立ちますが、淡い藍色や生成り色、墨色など落ち着いた色調を使えば、同じ柄でも印象が柔らかくなります。

模様の大きさにも注目しましょう。模様が大きく密集していると派手に見えやすく、小さめの柄が適度に配置されていると空間になじみやすくなります。特に、襖のように面積が広い部分では、このバランスが空間の雰囲気に与える影響が大きくなります。


部屋の広さや光の入り方に注目

和柄の見え方は、部屋の明るさや広さによっても変わってきます。たとえば、自然光がたっぷり入る明るい部屋であれば、やや濃い色や大きめの柄でも重たく見えにくくなります。一方で、日当たりが限られている部屋やコンパクトな空間では、淡い色合いや細かい柄のほうが圧迫感を与えず、落ち着いた印象になります。

また、部屋の用途によっても選ぶ柄の傾向が異なります。リビングや来客スペースなど、訪れる人の目に触れる機会が多い場所では、少し華やかさを取り入れてもよいですが、寝室や書斎のように落ち着きを求める空間では、彩度を抑えたシンプルな柄のほうが向いています。

視線の集まりやすい場所に使う襖だからこそ、見た目の印象だけでなく空間全体との調和を考えることが大切です。



部屋別に見るおすすめの和柄

襖に用いる和柄は、選ぶ模様や色合いによって部屋の印象を大きく変える力を持っています。ただし、どの部屋でも同じ柄が合うとは限りません。空間の用途や使う人の過ごし方に合わせて柄を選ぶことで、より心地よい居場所をつくることができます。ここでは、リビング、寝室、客間といった代表的な部屋ごとに、ふさわしい和柄の選び方をご紹介します。


リビングにおすすめの柄

家族が集まり、日常的に使うリビングには、適度な華やかさと落ち着きのある柄がおすすめです。たとえば、市松模様や七宝つなぎのような、リズム感のある幾何学模様は、和の雰囲気を保ちながら現代的な印象も演出できます。色合いは、生成りや淡いグレー、藍色などをベースにすると、家具や床材との調和がとれやすくなります。

また、模様の主張が強すぎないものを選べば、テレビやインテリアとのバランスも取りやすく、長く飽きのこない空間づくりにつながります。


寝室や和室に合う落ち着いた柄

寝室や伝統的な和室では、視覚的な刺激が少なく、落ち着きを感じられる柄が向いています。麻の葉や亀甲のような細かく整った模様は、視線を穏やかに受け止め、くつろぎの空間にぴったりです。

色も重要なポイントです。淡い茶系や墨色、深い緑など、自然に近い色合いを選ぶと、照明の光にもなじみ、ゆったりとした時間が過ごせるようになります。畳との相性を考えても、こうした落ち着きのある色味と模様の組み合わせは調和が取りやすいです。


客間や来客スペースにふさわしい柄

客間では、訪れる人に好印象を与えつつ、空間の品格を保つような柄を選ぶとよいでしょう。青海波や桜、松竹梅などの伝統的な吉祥柄は、和の文化を感じさせつつ、もてなしの気持ちをさりげなく表現できます。

配色は、淡いベージュやクリーム色などの明るめの地に、やや濃い色で模様が入ったものを選ぶと、上品な雰囲気に仕上がります。客間は視線が集中しやすいため、細部の柄の仕上がりや色の調和にも気を配ると、全体としてまとまりのある印象になります。



季節感を楽しむ和柄の取り入れ方

和柄には、日本の四季や自然の美しさを表現したものが多くあります。そのため、季節ごとに柄を変えることで、部屋の印象に変化を加えたり、来訪者にさりげない季節感を伝えたりすることもできます。ここでは、春夏と秋冬、それぞれの季節にふさわしい和柄の選び方を紹介します。


春夏に向く軽やかな柄

暖かい季節には、明るく涼しげな印象の和柄を選ぶと、空間全体がすっきりと感じられます。たとえば、桜や梅、流水、朝顔などは春から初夏にかけてよく用いられるモチーフです。こうした柄は、淡いピンクや水色、白を基調とした配色が多く、空間に軽やかさをもたらします。

また、青海波や細かい麻の葉模様など、視覚的に清涼感を与える幾何学模様も、夏場には人気です。自然光がよく入る部屋では、明るい色味と組み合わせることで、より開放感のある空間になります。

季節に合わせて柄を選ぶことで、模様を通じて季節の移ろいを楽しめるだけでなく、日々の生活にも小さな変化が生まれます。


秋冬に映える深みのある柄

気温が下がる秋冬の時期には、落ち着いた色合いと重厚感のある模様が空間に温かみを加えてくれます。たとえば、紅葉や菊、椿、南天などの植物をモチーフにした柄は、秋冬にぴったりです。これらは、深い赤や濃い緑、金や茶系の配色が多く、季節の雰囲気に自然となじみます。

さらに、亀甲や七宝、松竹梅といった伝統的な吉祥柄は、年末年始の室礼としても使いやすく、冬の室内に落ち着きと格調を加える効果があります。

季節の変化に合わせた柄の張り替えは難しい場合でも、もともと落ち着いた配色で季節のモチーフを取り入れておけば、一年を通してなじみやすく、季節感のある空間づくりが可能です。



襖の張り替えで印象が変わる理由

和室の雰囲気を大きく左右する要素として、襖は見逃せない存在です。壁と同じように広い面積を占めるため、張り替えるだけで空間全体の印象が一変することもあります。ここでは、なぜ襖の張り替えが室内の雰囲気に大きな影響を与えるのか、その理由を具体的に解説します。


空間のイメージを左右する面積の大きさ

襖は、部屋の仕切りや収納の扉として使われることが多く、1枚あたりの面積が大きいため、視界に占める割合も自然と高くなります。そのため、柄や色合いを変えるだけで、部屋全体の印象をガラリと変えることが可能です。

たとえば、シンプルな無地の襖から、やわらかな和柄入りのものに張り替えるだけでも、空間に奥行きや趣が生まれます。反対に、色味や模様が強すぎると圧迫感につながることもあるため、張り替えの際には全体の調和を意識することが大切です。


壁紙や床材との相性も大切に

襖単体で柄を選ぶのではなく、周囲の壁紙や床材とのバランスも考慮することが、自然な空間づくりには欠かせません。たとえば、明るい色のフローリングや白い壁紙と合わせる場合は、淡い和柄や控えめな色味が相性よくなじみます。一方、濃い色合いの畳や木材と合わせるなら、やや深みのある柄や、伝統的な模様でも落ち着いた配色のものがよく映えます。

また、リフォームなどで洋風と和風が混在する空間では、市松模様や麻の葉のように幾何学的な和柄を選ぶと、双方の雰囲気をうまくつなぐ役割を果たしてくれます。

こうした点を踏まえて襖の柄を選ぶと、単に張り替えるだけでなく、空間全体の雰囲気や居心地を整えることができます。



金沢屋の襖張り替えサービス

襖の柄選びに迷ったときや、空間に合った和柄が分からないときには、専門の知識を持つ職人に相談するのも一つの方法です。金沢屋では、豊富な和柄の取り扱いと、地域密着型の丁寧な対応を通じて、一人ひとりの住まいに合った襖張り替えを行っています。この章では、金沢屋のサービスの特徴についてご紹介します。


和柄のラインナップと選び方の相談

金沢屋では、伝統的な和柄から現代の住まいになじみやすいデザインまで、数多くの襖紙を取りそろえています。柄の種類だけでなく、色合いや質感もさまざまで、落ち着いた空間にぴったりの一枚を見つけやすくなっています。

初めての張り替えでどんな柄を選べばよいか分からない方には、用途やお部屋の雰囲気に合わせた提案も行っています。職人が実際の施工例やサンプルを見ながらアドバイスするため、完成後のイメージもつかみやすく、安心してご相談いただけます。


職人による丁寧な施工

襖は紙の扱いや貼り方に繊細な技術が求められるため、仕上がりの美しさには職人の経験が反映されます。金沢屋では、1枚1枚を丁寧に施工し、柄のズレやたるみが出ないよう細やかな手仕事で仕上げています。

また、施工前には状態確認や下地の調整も行い、張り替え後も長く美しさを保てるよう配慮しています。こうした丁寧な対応により、仕上がりに満足されるお客様も多く、リピートや紹介によるご依頼も増えています。


地域に根ざした安心の対応体制

金沢屋は、地域に密着したサービスを大切にしており、地元での顔の見える関係を築くことを目指しています。ご相談やお見積もりは無料で対応しており、気軽に声をかけられる雰囲気づくりにも力を入れています。

張り替えは一度きりで終わるものではなく、住まいの経年変化とともに何度か必要になる作業です。だからこそ、安心して長く付き合える地元のお店として、多くのご家庭に寄り添いながら丁寧に対応しています。



まとめ

襖に用いる和柄は、部屋の印象を大きく左右する大切な要素です。派手すぎない和柄を選ぶことで、空間全体に落ち着きと調和が生まれ、住まう人にとっても心地よい環境が整います。青海波や麻の葉、市松模様といった伝統的な柄には、それぞれ意味や背景があり、用途や部屋ごとに合うものを選ぶことで、より自然になじみやすくなります。

和柄は単なる装飾ではなく、季節感や日本文化の美意識を日常の中に取り入れる手段でもあります。春夏には軽やかな模様を、秋冬には深みのある柄を選ぶことで、部屋に季節の空気を感じさせる演出もできます。

襖の張り替えは、壁紙と同じくらい空間に与える影響が大きく、模様や色合い次第で部屋の雰囲気が大きく変わります。模様の選び方に迷ったときには、専門的な知識を持つ職人に相談するのも安心です。

私たち金沢屋では、数多くの和柄をご用意し、一枚一枚丁寧に施工しています。地域に根ざした対応で、長く付き合える身近な相談先として、お客様の暮らしに寄り添う張り替えを心がけています。

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