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なぜすぐ破れる?障子が破れやすい原因と対策をわかりやすく解説

障子がすぐに破れてしまうことに悩んでいませんか? 和の空間を彩る障子は、見た目の美しさだけでなく、光の取り入れや部屋の仕切りとしても重宝されます。しかし、「気づいたら破れていた」「掃除中に破れてしまった」など、些細なことで劣化しやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。 特にお子さまがいる家庭や、ペットと一緒に暮らしているご家庭では、障子の破れは日常的なトラブルのひとつかもしれません。また、実家の和室をそのままにしておいたら障子がボロボロに…というようなケースもよく見受けられます。 本記事では、障子が破れやすくなる原因を分かりやすく解説し、破れを防ぐために役立つメンテナンス方法を詳しく紹介します。日々の暮らしの中で障子を長持ちさせるためのヒントを、ぜひ参考にしてみてください。



障子が破れやすい原因とは?

和室の雰囲気を引き立てる障子ですが、ちょっとしたことで破れてしまうことがあります。なぜ破れやすくなるのか、その原因を知ることで、適切な対策が可能になります。


子どもやペットによる物理的な破損

障子が破れる原因として最も多いのが、日常の中での物理的な接触です。小さなお子さんが障子に体重をかけたり、押したりしてしまうことで、思わぬ破損が起こることがあります。特に、遊び場として和室を使っている家庭では頻発しやすい問題です。また、猫や犬などのペットが爪を立ててしまう、飛びつくといった行動によっても障子はすぐに破けてしまいます。遊びや動きのある空間に障子がある場合には、注意が必要です。


紫外線や経年劣化による紙の弱化

日差しが差し込む場所に設置された障子は、長年の間に紫外線の影響で紙の繊維が弱くなっていきます。特に南向きの部屋では、日中ずっと光にさらされることで、障子紙が乾燥し、ひび割れや変色が目立つようになります。さらに、長期間にわたり張り替えをしていない障子紙は、軽く触れただけでも破れてしまうほどに劣化していることもあるため、定期的なチェックが欠かせません。


湿度や気温の変化が与える影響

日本は季節の移り変わりがはっきりしており、湿度や温度が大きく変化します。障子紙は湿気を含むと伸び、乾燥すると縮むという性質を持っているため、気候の変化によって紙が波打ったり、たるんだりしてしまうことがあります。この状態が続くと、紙に負担がかかり破れやすくなるのです。特に梅雨や乾燥した冬の時期には注意が必要です。


害虫によるダメージ

あまり知られていませんが、障子紙は虫に食われることがあります。たとえば、紙魚(しみ)と呼ばれる虫は、古い紙や湿気のある場所を好み、障子紙に穴を開けてしまいます。障子に小さな点状の穴が見つかったり、不自然な切れ目がある場合には、虫による被害を疑ってみるとよいでしょう。湿気対策を怠ると、このようなトラブルにつながりやすくなります。


障子紙の種類による耐久性の差

使用している障子紙の素材によっても、破れやすさに違いがあります。一般的な和紙タイプの障子紙は、風合いが良く扱いやすい反面、衝撃には弱いという特徴があります。一方で、強化紙や合成素材を使用した障子紙は、日常の使用に耐える強度を持っており、長く使いたいという方に適しています。安価な障子紙を使っている場合は、頻繁な破損に悩まされることもあるため、見直してみるのも一つの手段です。



障子を破れにくくするための予防策

障子が破れてしまう前に、事前にできる対策をとっておくことで、美しい状態を長く保つことができます。


破れにくい障子紙の選び方

耐久性のある障子紙を選ぶことは、破れにくさを高める基本的な対策です。従来の和紙に比べて、強化紙や合成繊維を含んだタイプの障子紙は、引っ張りや摩擦に強く、子どもやペットのいる家庭でも安心して使えます。また、防汚加工が施されているものは、日常の汚れもつきにくく、お手入れの手間も軽減されます。障子紙を張り替える際には、価格だけでなく、耐久性にも注目して選ぶことが大切です。


日常生活で気をつけたいポイント

障子を破らないためには、日々の扱い方にも注意が必要です。たとえば、掃除の際に掃除機のノズルや家具がぶつからないよう気をつけるだけでも、破損のリスクを減らせます。また、障子の開閉は力を入れすぎず、ゆっくりと行うようにしましょう。ほんの少しの気配りが、障子を長持ちさせる秘訣です。


障子の位置や設置環境を見直す

破れやすい障子の多くは、日光が強く当たる場所や、風通しの悪い場所に設置されているケースが多く見られます。長時間直射日光が当たる位置の障子には、カーテンやすだれを使って光を和らげる工夫をすると効果的です。また、室内の湿度が高い場合は、除湿器や換気を活用して、障子紙の劣化を防ぐようにしましょう。障子の設置環境を見直すだけでも、破損の頻度を抑えることが可能です。


子どもやペット対策を取り入れる

小さな子どもやペットがいる家庭では、特に障子の扱いに注意が必要です。ベビーゲートを設置して和室への立ち入りを制限したり、障子前に家具や観葉植物を置いて、直接触れにくい配置にするだけでも、破損のリスクを軽減できます。また、ペットには専用の爪とぎやおもちゃを与えて、障子紙への興味をそらす工夫も効果的です。行動を変えることが難しい場合には、破れにくい障子紙への張り替えと併用することで、安心して過ごせる空間が実現できます。



障子紙の種類と耐久性の違い

障子紙にはさまざまな種類があり、それぞれの特性によって耐久性に大きな違いがあります。使う素材や構造によって、破れにくさや見た目の風合い、手入れのしやすさも変わってきます。


一般的な障子紙と強化紙の比較

昔ながらの障子紙には、主に和紙が使われています。柔らかい風合いが特徴で、光をやさしく取り入れる性質があり、和室の美しさを引き立てる素材です。しかし、和紙は水分や摩擦に弱く、破れやすいのが難点といえます。特に子どもやペットのいる家庭では、頻繁に張り替えが必要になることもあります。 これに対し、強化紙はパルプ繊維に合成樹脂を加えることで強度を高めたものです。見た目は和紙に近いものが多く、扱いやすさや破れにくさが両立されているため、実用性の高い素材として人気があります。耐水性に優れており、少しの汚れなら水拭きも可能です。


金沢屋オリジナル障子紙の特徴

金沢屋では、一般的な障子紙や強化紙に加えて、独自の仕様で開発されたオリジナル障子紙も取り扱っています。高い強度と通気性、光の通し方にまでこだわった素材が特徴で、日常使いに適していながらも、見た目の美しさを損なわない仕上がりです。 このオリジナル障子紙は、耐久性に加えて耐水性や防汚性も備えており、和室を頻繁に使う家庭にとっては非常に心強い存在です。環境やライフスタイルに合わせて適切な紙を選ぶことで、手間のかからない快適な空間をつくることができます。


環境に合った紙選びの重要性

障子紙は、部屋の使用頻度や家族構成、設置場所の環境などに応じて適切なものを選ぶことが重要です。たとえば、来客用の和室には見た目の美しさを重視した和紙、家族が日常的に使うリビング続きの和室には強化紙やオリジナル障子紙が適しています。 また、直射日光がよく当たる部屋では、紫外線による劣化に強い紙を選ぶことが大切です。耐久性だけでなく、使う場所や目的に応じた素材選びを行うことで、障子の持ちがぐんと良くなります。



障子が破れたときの応急処置と修復方法

気をつけていても、ふとした拍子に障子が破れてしまうことはあります。そのようなとき、すぐに張り替えをしなくても、簡単な方法で一時的に見栄えを整えたり、使い続けたりすることが可能です。


補修シールの活用法

小さな破れであれば、補修用のシールを使うのが手軽で効果的です。市販されている補修シールには、桜や葉っぱの形をしたものなど、デザイン性に優れたものも多く、破れを隠しながら和の雰囲気を楽しめます。白無地のシンプルなシールもあり、どんな障子にも合わせやすいのが魅力です。 シールを貼る前に、障子紙の破れた部分をきれいに整え、表面のほこりや汚れを拭き取ると、粘着力が高まり、長持ちしやすくなります。あくまで一時的な処置にはなりますが、急な来客前などには特に便利です。


部分的な張り替え手順

破れがある程度大きい場合には、破れたマス目の部分だけを張り替える方法があります。必要な道具は、新しい障子紙、カッター、糊または両面テープ、定規などです。 まず、破れた箇所の障子紙をカッターできれいに切り取ります。次に、新しい紙をマス目より少し大きめにカットし、糊やテープで固定します。最後に、表面を軽く押さえて気泡を抜き、乾燥させれば完了です。全面張り替えに比べて手間が少なく、作業時間も短いため、忙しい方にも向いています。


全面張り替えが必要なケース

障子紙全体が黄ばんでいたり、複数の箇所が破れていたりする場合は、全面的な張り替えをおすすめします。見た目が悪くなるだけでなく、紙の強度が著しく低下しているため、他の部分もすぐに破れる恐れがあります。 自分で張り替える場合は、まず古い紙をきれいに剥がし、桟を拭いて乾かしてから新しい障子紙を貼ります。糊やアイロンタイプのテープなど、施工方法はいくつかありますが、仕上がりの美しさを重視するなら専門業者に依頼するのも良い選択です。プロに任せることで、強度が高く、美しく整った状態が長続きします。



障子を長持ちさせるメンテナンス方法

和室の印象を左右する障子は、日々のちょっとした気配りによって長く美しく保つことができます。破れやたるみを防ぐには、定期的な手入れや環境への配慮が欠かせません。


定期的な掃除のポイント

ほこりがたまりやすい障子紙には、こまめな掃除が効果的です。掃除機を使う場合は、先端にブラシを付けて吸引力を弱め、優しく表面をなぞるようにしましょう。また、羽根ばたきや柔らかい布を用いて、傷つけないよう丁寧に拭き取るのもおすすめです。 特に桟の部分は汚れが溜まりやすいため、乾いた布や綿棒などを使ってしっかりと掃除しておきたいところです。ただし、水気を含んだ布でこすると、障子紙が湿気を吸収して破れやすくなるため注意が必要です。


湿度管理の工夫

空気の湿度が障子紙に与える影響は非常に大きく、管理の仕方によって寿命が変わってきます。湿気が多すぎると紙がたるみ、逆に乾燥しすぎると縮んでヨレが出てくることがあります。 こうした変化を防ぐには、加湿器や除湿器を活用して室内環境を整えるのが有効です。梅雨や冬の乾燥する季節には特に、換気を心がけることで障子紙の状態を安定させることができます。


破れそうな箇所の補強方法

目に見える破れがなくても、使用頻度が高い部分には徐々に負荷がかかっています。開閉によって力が加わる取っ手まわりや、四隅などは特に傷みやすい場所です。 そうした箇所には、目立ちにくい補強テープや透明フィルムを使うことで、あらかじめ破れを予防することができます。市販の和紙風テープなどは、見た目を損なわずに自然に補強できるため便利です。 さらに、障子の開け閉めが引っかかるようになった場合は、レールの掃除や調整も忘れずに行いましょう。滑りをよくすることで余計な力がかからず、紙への負担も減らすことが可能です。



金沢屋の障子張替えサービスについて

障子を自分で張り替えるのは手間がかかり、きれいに仕上げるのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときに頼りになるのが、専門店による障子張替えサービスです。金沢屋では、和の暮らしに寄り添った障子張替えを、豊富な選択肢と確かな技術で提供しています。


豊富なラインナップから選べる紙の種類

金沢屋では、用途やご希望に合わせて選べるさまざまな障子紙を取り揃えています。昔ながらの和紙から、強化紙、さらにはオリジナルの高耐久障子紙まで、種類が豊富です。それぞれの紙に特徴があり、家族構成や使用環境に合わせて最適な一枚を選ぶことができます。 強度を重視する場合は破れにくい障子紙、見た目を重視したい方には風合いの美しい和紙タイプなど、使う人のニーズに応える提案が可能です。豊富な選択肢があることで、和室の印象を変えたい方にもおすすめです。


職人による丁寧な作業

障子張替えは、ただ紙を貼るだけの作業ではありません。木枠の状態を確認し、丁寧に清掃・調整を行ったうえで、紙をピンと美しく張るには技術が必要です。金沢屋では、経験豊かな職人が一枚一枚を手作業で丁寧に仕上げるため、仕上がりの美しさと耐久性に自信があります。 紙がたるんでいたり、端が浮いてきたりという心配もなく、長く快適に使える障子に仕上がります。自分で張り替えたときとの違いを実感するお客様も多く、仕上がりの質を重視したい方にとって安心できる選択肢です。


地元密着で安心のアフター対応

金沢屋は、地域に根ざした店舗として、お客様とのつながりを大切にしています。施工後に気になる点があった場合も、地元ならではの素早い対応が可能です。初めての依頼でも気軽に相談できる雰囲気があり、障子だけでなく、襖や網戸、畳といった和室全般の張替えについても相談できます。 身近にある専門店として、顔が見える安心感があるのも魅力の一つです。継続してメンテナンスをお願いしたいという方にも、長く付き合える存在として好評を得ています。



まとめ

障子は、日本の住まいにおける美しさと機能性を兼ね備えた大切な建具です。しかし、日常生活の中では、破れやすいという一面もあります。特に子どもやペットのいる家庭、また長年張り替えていない場合などは、思わぬ破損が起こりやすくなります。 障子が破れる原因には、紫外線や湿気、虫の被害など、さまざまな要素が関係しています。まずは原因を知ること、そして耐久性の高い障子紙を選び、日々の扱い方や掃除・湿度管理に気をつけることで、破れを防ぎやすくなります。 もし破れてしまった場合でも、補修シールや部分張り替えなどで対処することができますが、障子全体が劣化しているときは、全面張り替えを検討するのが望ましいでしょう。 金沢屋では、丈夫で美しい障子紙を数多く取り揃え、職人の手で一枚一枚丁寧に張り替えています。地域に根ざした対応で、困ったときにすぐ相談できる安心感も大きな魅力です。 障子のことでお困りの方は、ぜひこちらからお気軽にご相談ください。

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