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気づかないうちに寿命を迎えてるかも? 畳の交換時期を知ろう

畳は見慣れている分、傷みや変化に気づきにくいものです。普段どおりに過ごしていても、実は交換の目安を過ぎていることもあります。 長年使っていても大きなトラブルがない場合、そのままにしてしまいがちですが、気づかないうちに表面が劣化したり、内部に湿気がたまっていたりすることもあります。特に使われる頻度の少ない部屋や、誰も住んでいない実家の畳は、目にする機会が減る分、劣化が進んでいても見逃しやすくなります。 この記事では、畳の寿命や変化の目安、交換のタイミングについて、わかりやすくまとめています。住まいを大切にしたい方や、ご実家の様子が気になっている方にも参考にしていただける内容です。



畳の寿命はどれくらい?一般的な目安と経年変化

見た目に大きな変化がないため、畳の寿命は分かりづらいことがあります。けれども、長く使い続けるうちに少しずつ傷みが進み、いつの間にか交換が必要な状態になっていることもあります。日々の使い方や素材の違いによって、劣化のスピードにも差が出てきます。


畳表と畳床では傷み方が違う

畳は、表面を覆う畳表と、中の芯材である畳床から成り立っています。それぞれに寿命があるため、全体を一度に交換するとは限りません。 表面の畳表は、使用とともに色があせたり、擦り切れたりすることがあります。一般的には5年から10年ほどでの張り替えが目安とされることが多く、使用頻度や部屋の環境によって前後します。一方、畳床は10年から20年程度とされますが、湿気や重い家具によって早く傷むこともあります。


使われる頻度によって寿命に差が出る

畳のある部屋がどのくらい使われているかも、寿命に影響します。毎日人の出入りがある場所では、摩擦や荷重によって劣化が進みやすくなります。 座る位置が決まっている場合や、重たい家具を長期間同じ場所に置いていると、部分的にへこみが生じることもあります。使い方に応じて傷み方が異なるため、場所ごとに状態を確認することが大切です。


素材による耐久性の違い

最近では、い草のほかにも和紙や樹脂を使った畳が増えてきました。こうした素材は変色しにくく、湿気にも比較的強いため、長持ちしやすいとされています。 ただ、い草には自然素材ならではの香りや柔らかさがあり、使い心地を重視したい方には根強い人気があります。それぞれに特徴があるため、使用環境に合った素材を選ぶことが長く使うためのポイントです。



見た目や触り心地に現れる畳の劣化サイン

畳の傷みは、少しずつ進行するため気づきにくいことがあります。ただ、毎日使う中で見た目や触れたときの感覚に変化が出てきたら、そろそろ張り替えを考えるタイミングかもしれません。


色あせや毛羽立ちが目立ってきたら注意

長く使っていると、畳の表面は日焼けや摩擦で少しずつ色が薄くなっていきます。元の青みが抜け、黄色っぽく変色してきたら、張り替えを検討しても良い時期です。 また、擦り減って毛羽立ちが見えるようになると、掃除の際にゴミがからまりやすくなり、清潔な状態を保ちにくくなります。見た目に変化が出てきたら、一度しっかりと状態を確認してみましょう。


カビやにおいが気になるとき

湿気の多い季節や、通気が悪い部屋では、畳にカビが発生することがあります。目に見えるカビだけでなく、空気にこもるにおいから異変に気づくこともあります。 表面に白い斑点が出てきたり、ふわっとしたカビ臭を感じるようになった場合は、内部まで湿気が入り込んでいる可能性があります。見過ごすと衛生面にも影響が出てしまうため、早めの対応が大切です。


踏んだときに沈みを感じる

歩いたときに足元がふわふわする、あるいは沈み込むような感覚があれば、畳床が劣化している可能性があります。芯材がへたってしまうと、踏み心地が安定せず、段差や傾きが生まれることもあります。 そのまま使い続けると畳の下の床材にまで負担がかかることがあるため、少しでも違和感を覚えたら、一度点検しておくと安心です。



放置しているとどうなる?古くなった畳の影響

見た目に大きな問題がないと、畳の劣化をそのままにしてしまうことがあります。しかし、使い続けているうちにさまざまな影響が出てくるため、気づいた段階で手を入れることが大切です。


ダニやカビの原因になることも

年数が経った畳は、湿気がこもりやすくなり、ダニやカビが繁殖しやすい環境になることがあります。とくに梅雨や秋口など、空気がこもりやすい時期は注意が必要です。 カビは見た目だけでなく、においや健康面にも影響を及ぼすことがあります。定期的に換気していても、内部に湿気が残ると目に見えないところで傷みが進むため、定期的な点検が欠かせません。


断熱性や防音性の低下につながる

畳は、足元の冷えをやわらげたり、音の響きを和らげたりする役割も持っています。ただし、長期間使用した畳ではこうした機能が少しずつ弱くなり、外からの冷気や音が伝わりやすくなることがあります。 床材そのものは変わらなくても、畳が劣化していると室内の居心地が変化するため、知らないうちに暮らしに影響していることもあります。


住まい全体の印象にも関わってくる

古くなった畳は、ささくれや色あせが目立ちやすくなり、部屋の雰囲気に影響を与えることがあります。とくに来客がある部屋や、家族が集まる場所では、清潔感にも影響が出やすくなります。 家具やインテリアを整えても、畳の傷みが目立っていると全体が古びた印象になりがちです。大きな不具合がなくても、見た目や使い心地に変化が出てきたら、そろそろ交換を考えるきっかけになるかもしれません。



畳の交換タイミングと見極め方

畳は表面だけ張り替えるものから、芯材まで新しくするものまで、状態に応じた手入れができます。ただ、使い続ける中で「そろそろ替え時かも」と思いながら、なかなか決断できない方も多いのではないでしょうか。


表替え・裏返し・新調の違いを知っておく

畳の手入れには主に三つの方法があります。裏返しは、使い始めて数年以内の畳に向いており、畳表をはがして裏面を再利用する方法です。 表替えは、畳床はそのままにして表面の畳表だけを取り替える作業で、表面が傷んできたときに行います。芯材までへたりがある場合は、新調と呼ばれる全面交換が必要になります。この段階では、見た目だけでなく踏み心地にも違和感が出ていることが多くなります。


交換のサイクルは年数だけでは判断しにくい

裏返しの目安は使用から3〜5年ほど、表替えなら5〜10年程度、新調は10〜20年を目安とすることが一般的です。ただ、湿気や日当たり、家具の配置などによって実際の劣化具合にはばらつきがあります。 例えば、通気が悪い場所ではカビの発生が早まることもあり、目安より早く対応が必要になる場合もあります。数字だけを基準にせず、表面の色合いや手触りも合わせて確認することが大切です。


暮らしに負担の少ない時期を選ぶ

作業を進めやすい時期を意識しておくと、畳替えもスムーズに行えます。梅雨入り前や湿気の少ない時期は畳の状態も安定しやすく、施工後も安心です。 また、来客の予定がある前や、生活の区切りとなる時期に合わせて整えておくと、心にも余裕を持ちやすくなります。普段の暮らしの中で無理なく進められるタイミングを見つけることが、負担を減らすためのひとつの工夫です。



畳替えの費用と種類の選び方

畳を新しくする際は、どの素材を選ぶかによって費用や特徴が変わってきます。部屋の使い方や家族構成に合わせて選ぶことで、長く心地よく使い続けることにつながります。


グレードによって価格帯に差が出る

一般的ない草の畳でも、グレードの違いによって価格に幅があります。使用されているい草の本数が多いものほど、表面がきめ細かく、耐久性も高くなる傾向があります。 手頃な価格帯のものは来客用の部屋や使用頻度の低い場所に、質の高いものは日常的に使う部屋に向いています。見た目や肌触りも違ってくるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。


和紙や樹脂などの素材別の違い

近年は、い草のほかにも和紙や樹脂を使用した畳が増えています。和紙畳は変色しにくく、毛羽立ちにくいのが特長です。樹脂を使ったものは水拭きがしやすく、お手入れが簡単という利点があります。 それぞれにメリットがあるため、使う場所やお手入れのしやすさを考えながら選ぶと、日々の手間を抑えられます。


使い方に合った素材を選ぶ工夫

小さなお子さんがいるご家庭では、耐久性があり汚れにくい素材が扱いやすいとされています。一方、自然な香りや風合いを重視したい場合は、い草の持つ柔らかさや香りを活かした畳も根強い人気があります。 予算や生活のスタイルに合わせて、長く使いやすい素材を見つけることが、満足感にもつながります。まずは実際に手に取って触ってみるのもおすすめです。



金沢屋の畳交換サービスについて

畳の張り替えは、頻繁に行うものではないからこそ、どこに頼めば良いか迷われる方も少なくありません。そうした不安を少しでも減らせるよう、相談しやすく、丁寧な対応を心がけています。畳一枚からのご依頼にも、状況を伺いながら対応しています。


職人の手で一枚ずつ丁寧に仕上げ

張り替え作業はすべて職人が担当し、畳の状態を確認しながら進めています。たとえば、畳表の張り加減や角の処理など、細かい部分まで気を配ることで、仕上がりに差が出てきます。 見た目だけでなく、座ったときや歩いたときの感覚にもつながる部分だからこそ、丁寧な作業を重ねています。


使い方に合わせた素材や仕様の提案

畳には、い草だけでなく和紙や樹脂を使ったものなど、さまざまな種類があります。掃除のしやすさや耐久性など、ご家庭によって重視するポイントも異なります。 ご相談の際には、そうした使い方やご希望に合わせて、無理のない形でご提案しています。実際の見本を手に取りながら比べていただけるため、納得のいく選び方がしやすくなります。


地域で頼りにされる存在を目指して

住まいの中で、ふと気になったことを気軽に話せるような関係づくりを大切にしています。畳だけでなく、襖や障子、網戸といった和の建具も扱っており、一緒にご相談いただくことも可能です。 たとえば、年末の片付けやお盆前の準備に合わせて畳を整える方もいらっしゃいます。大掛かりな工事ではなくても、こうした小さな手入れが暮らしを整えるきっかけになると感じています。



まとめ

畳は暮らしの中に自然と馴染んでいるため、見た目の変化や傷みに気づかないまま使い続けていることがあります。色があせたり、踏み心地に違和感が出たりしてきたら、それが交換のサインかもしれません。 目安となる年数はありますが、実際には使う頻度や部屋の環境によって状態に差が出ます。表替えや新調など、畳の張り替え方法にもいくつか種類があるため、無理のない範囲で進められる方法を選ぶことが大切です。 金沢屋では、畳の状態やご要望をお聞きしたうえで、素材選びから施工内容まで丁寧にご案内しています。地元のお客様が安心してご相談いただけるよう、わかりやすい説明と細やかな対応を心がけてきました。 年末に向けてご依頼が増える時期となりますので、ご希望の時期に施工をご希望の方は、なるべく早めのご予約をおすすめします。 畳に関して少しでも気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

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